マーケットメイク 2005 9 9

 9月8日の新興市場では、マーケットメイク銘柄が、大きく上昇しましたが、
重ねて、マーケットメイクの注意事項を書いておきます。
 マーケットメイクでは、
現在の株価が、自分の注文株価になったからと言って、約定するわけではありません。
 たとえば、自分は、売り注文を、417,000円に出しておいた。
現在の株価が、一瞬、419,000円を表示した。
 これは、板情報の売買方式ならば、確実に約定しますが、
マーケットメイクでは、約定するとは限らないのです。
 同じく、急落したところを狙おうとして、402,000円に注文を出しておいた。
株価は、一瞬、400,000円をつけた。
 こうした場合でも、約定するとは限らないのです。
このように、急激に株価が動いた時は、約定しない可能性があるのです。
 やはり、約定しやすい証券会社と、そうではない証券会社が出てしまうと思います。
マーケットメイク銘柄を、専門に狙うならば、約定しやすい証券会社を考えるべきです。
「約定するはずだったのに」と悔しがっているよりも、証券会社を変えるべきです。

マーケットメイク 2005 9 2
 マーケットメイク銘柄は、値動きがよく、
しかも、分足チャートに対して、素直に動く傾向があります。
そういうわけで、魅力的な制度と言えるでしょう。
 しかし、注意点があります。
もしかすると、約定しやすい証券会社と、約定しにくい証券会社があるかもしれません。
 たとえば、株価が下がってきて、買いたい株価になってきたとします。
現在の株価が、575,000円で、
売気配580,000円で、買気配が573,000円とします。
自分は、571,000円になったら、買うと決めていて、注文を出してあるとします。
 そして、一瞬、株価は、570,000円をつけたとします。
これは、通常の売買では、完全に約定するでしょう。
 しかし、マーケットメイクは、制度の仕組み上、
必ずしも約定するとは限らないのです。
 この制度は、マーケットメイカーとなった証券会社が、仕切役というか、
仲立ちとなって、注文を出ている証券会社と、
直接、取引(価格交渉)をして、売買を成立させる仕組みです。
 そういうわけで、板情報のような売買方式とは違い、
必ずしも、注文した価格で約定するとは限らないのです。
 知人によると、どうも、
「マーケットメイクは、約定しやすい証券会社と、
約定しにくい証券会社があるかもしれない」ということで、
こうしたことも、研究の対象になると言っていました。
 何しろ、値動きがよく、
しかも、分足チャートに対して、素直に動き、
動いた変動幅が大きいので、
タッチの差で、取れる取れなかったでは、結果的に大きな差がつくからです。

































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